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立地選定について(理想の追求編)

立地選定について(理想の追求編)|ドクターの医業と暮らしをサポート|大阪府医師協同組合

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立地選定について(理想の追求編)

開業支援

立地選定についてご紹介します。

 

立地選定を考える上で、そもそも「なぜ開業したいのか?」と必ず先生方にご質問させていただきます。

先生方からは下記4つをご回答いただくケースが多いです。
・自分の理想の医療を追求したい(理想)
・医療で地域に貢献したい(理想)
・経営を含めた開業のやりがい(経営)
・定年後の収入に不安がある(経営)

 

上記理由からもわかるように理想を追求した医療、経営を追求した医療の両方を考えた立地選定が必要です。

理想を追求した立地選定についてのポイントは2つ
①ターゲット層をイメージする
②物件選び

 
 

①ターゲット層をイメージする
例えば「かかりつけ医として、外来・リハビリを中心に高齢者を診察したい」というイメージがあるにもかかわらず・・・
✕地域に高齢者がほとんどいない
✕若い世代のファミリー層が多い
✕競合が近隣に数件ある

しっかりターゲット層を把握して立地を選定いただくことが大切です。

 

②物件選び
例えば「高齢者が通院しやすく、視認性が良い場所で開業したい」「他院との差別化で、MRIを導入したい」と考えていますが・・・
✕視認性は良いが、車の交通量が多い場所で来院しにくい
✕駐車場・駐輪場スペースが少ない
✕テナントビルの上階の場合、エレベーターが車椅子対応ではない
✕建物の電気容量が不足しており、MRIを導入できない
物件が決まった後では取返しがつかなくなります。
条件面をしっかり考えておくことが大切です。

 
 

以上が、理想を追求した医療の立地選定ポイントになります。

 

次回は、経営を追求した医療の立地選定ポイントをご紹介します。