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乳腺外科開業

乳腺外科開業|ドクターの医業と暮らしをサポート|大阪府医師協同組合

乳腺外科開業

Key points of practice

開業のポイント

診療方針&対策

乳腺外科から昨今は乳腺科に変わってきています。
切るだけではなく、温存療法や形成、乳房再建手術が浸透しています。
患者一人当たりの平均診療単価は約10,000円程度になります(院外処方の場合)。
自治体の乳がん検診がメインとなり、病診連携が可能な場合は術後の経過観察がメインとなります。
検査を受けるために検査着に着替えたり、マンモグラフィー撮影やエコー検査では上着を脱いだりするので、クリニック内での待ち時間を居心地よい空間にする工夫が必要です。
女性専用外来として、スタッフ対応やプライベート確保など工夫を積み重ね、来院しやすい環境を作り上げることが大切です。

マーケット

対象患者は40代~60代の女性がターゲットになります。

雇用

女性のマンモグラフィ放射線技師の獲得が非常に難しいです。
男性医師の場合、女性のマンモグラフィ放射線技師がいないと患者の受診率低下に繋がるため、開業が決定した段階から採用活動が必要です。
コスト面で放射線技師の常勤採用は難しいため、複数名の非常勤採用でローテーション計画を立てることが必要です。

開業必要資金

乳腺外科で開業される場合の必要面積の目安は約35~50坪です。
医療機器導入費用については、マンモグラフィ・一般X線撮影装置・CR・PACS・電子カルテ・エコーなど3,000万~4,000万円が一般的です。

以下は、乳腺外科クリニックのテナント開業資金例です。

分類 項目

不動産

保証金(賃料の10か月分)

1

6,000,000円

内装設計・施工

設計・施工費

1

30,000,000円

医療機器

機器

1

35,000,000円

開業準備金

(医師会入会金・印刷物・HP製作費・医院看板・備品購入・他)

1

14,000,000円

運転資金

 

1

20,000,000円

合計

105,000,000円

※各項目の価格は参考価格です。質量の調整により、変動いたします。

Summary

まとめ

設備等の投資金額によりますが、診療単価が高いため損益分岐点目安としては患者数1日25人程度です。
開業直後は来院数が少ない状況も続きますが、居心地のよい空間作りや再来院の仕組みが出来ていれば、患者は増えていきます。
専門クリニック自体も少ないため、立地選定や診療方針確立に向けて、経験豊富な方に支援を依頼されることをお薦めします。