ドクターインタビュー
ドクターインタビュー
Interview
消化器内科
かわさき消化器内科クリニック 院長
川崎 正憲 先生
当直や夜間呼び出しなどもある勤務医生活を続けるなかで、年齢や体力面を考慮したうえで将来のビジョンを描いた際、自分が好きな内視鏡検査を無理なく続けていくためにはどうすればよいかと考えた結果、開業という道を選択しました。
自分には全く土地勘の無い場所なのですが、妻の実家がこの辺りで、親戚が近くで開業していることもあり検討していたところ、大阪医師協さんからこちらのテナント紹介を頂きました。駅からすぐの立地であることや、強力な競合医院が少ないという条件面なども考慮し、ここでの開業を決めました。
特に若い女性に多いですが、やはり検査・診察ともに女性医師を希望される患者さんは一定数いらっしゃいます。需要は間違いなくあると感じています。
たとえば面接でクイズを出すというような、特別なことはしていません。お会いした時の印象や話し方、言葉遣い・マナーといった基本的な対人スキルを重視して選考しました。あとは職歴ですね。クリニック経験の有無ももちろん考慮しましたし、短期間での離職が多い方などはやはり慎重に検討しました。
開業当初はクリニック経験をお持ちの方が中心に指導して下さいました。開院後に入職された方については先輩が後輩に教えるという形が基本ですね。あとは言葉遣いや対応などで私が気になった部分は、直接指導することもあります。
アウトソーシングなどで講師を雇うようなことは今のところ行っておりません。
内装・医療機器・税理士など、「決めなければいけない事」が多いというのが最も大変でしたが、そこは大阪医師協さんがうまくリードしてくださったと思います。あとはコロナ禍に入ってからの開業でしたので、感染対策をどう行うのかという点に注力しました。他院を見学したり、今後ずっと対策が必要なのかを検討したりしましたね。
Googleなどで検索する際に自院のホームページが上位に来るよう、こまめなブログ更新を行ったり、ホームページを充実させたりするなどの、いわゆるSEO対策は常に心がけています。
駅看板やバスのアナウンスなども依頼して、効果のあるものを取捨選択していきました。表の看板についても、色や文字の大きさを開院当初のものからリニューアルして、目につきやすくするような工夫を行いました。
開業準備当初は別のコンサル業者に相談しており、なかなかよい開業場所が見つかりませんでした。しかし、知人の先生から大阪医師協さんをご紹介いただき相談したところ、早い段階で立地条件や周辺の他競合医院状況など私の希望を満たす計画案件(現開業地)を見つけてくださいました。他にも開業までの綿密なスケジュール管理や事業計画といった有益な情報を多数ご提供いただきましたので、信頼できる相談先だと思いその後の支援をお願いする決め手となりました。
開業準備における各種決め事の際にも、スムーズに段取りが進むよう誘導してくださいました。例えば、スタッフ募集時には職務経歴から良い人材を見極めるコツなど履歴書の読み解き方を教えていただいたことで、優秀なスタッフを採用することができました。
現在は内視鏡検査の数がそこまで多くないので、私一人でもある程度検査を回せているのですが、理想は内視鏡検査と外来を同時進行で行い、もう1名の在籍医師と各々が検査と外来に専念できるような体制にしていくことです。特化とまではいかなくとも、内視鏡検査の比重をもっと上げていきたいですね。
コロナ禍のいま、開業をお考えの先生は発熱外来やPCR検査をどこまで取り扱うのかによって、仕事量や収益はもちろん、クリニックの運用が大きく変わってきます。開院後の方向転換は様々な面でかなり労力を要しますので、医院レイアウトやコロナ収束後の運用も含め、しっかりご検討されることをお勧めします。
かわさき消化器内科クリニック
〒547-0024
大阪市平野区瓜破2丁目1-4 喜連瓜破メディカルモール2F
TEL:06-6708-3878