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「収益分岐点」とは?

「収益分岐点」とは?|ドクターの医業と暮らしをサポート|大阪府医師協同組合

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読んでわかる開業ノウハウ詳細

「収益分岐点」とは?

税務顧問

「収支分岐点」とは、

一定期間の資金の流入(収入)と流出(支出)が同じになる売上高のこと。

つまり、利益の中から借入金の返済もするために必要な売上高のこと。

 

【目的】

利益は出ているのに、お金がたまらない。

いわゆる黒字倒産が起こってしまうのはこの収支分岐点を把握できていないためです。

一般的に、「損益分岐点」という言葉は認知されていると思います。

損益分岐点とは利益を生むために必要な最低限の売上高のことです。

ですので、損益分岐点を超える売上であれば利益は発生することになります。

 

ではなぜ、収支分岐点と損益分岐点が同じではないのでしょうか?

借入金返済や院長の生活費など経費にはならない支出があるためです。

ただし、借入金の返済や院長の生活費は事業を行う上で欠かすことは出来ません。

 

つまり、「損益分岐点」でクリニックの利益を把握し、「収支分岐点」でクリニックの資金の流れを把握する。

 

 

 この2つの売上を達成しなければ、経営が不安定ということになります。

 

 

最後に、

収支分岐点・損益分岐点どちらも大切な指標です。

どちらか一方だけではクリニックの経営はうまく回りません。

開業前から2つの指標を達成できるよう準備をしましょう。

        

 

詳しくは、税理士事務所もしくは税理士法人までご相談ください。

 

次回は、「借入金の相場と限度額は?自己資金はどの程度必要か?」を解説します。