心療内科は医療機器・診療スペース・人件費等ほとんどの面で、他診療科よりも大幅に低コストでの開業が可能です。この点では非常に開業しやすい科目といえますが、重要なのは「開業後の集患対策」と「他院との差別化」です。
科目の特性上、内覧会の実施や、目立つ立地での開業を控える傾向が強いため、まずは患者さんに自院を知っていただき、そのうえで強みをPRする必要があります。具体的な対策としては、ホームページや看板等に注力することはもちろん、連携病院や近隣薬局・クリニックなどに、リーフレットや院内チラシを置かせていただけるよう協力依頼することなどが挙げられます。
一定数の患者が確保できれば、長期的な治療が多いことから、医院経営も安定しやすくなりますので、新患をどれだけ早く集められるかが成功への鍵となります。